2022年6月19日から24日にフランスのメジェーブで開催されたMPSoC2022において、石原教授が研究成果を現地で発表しました(発表日は23日)。発表内容はM2の小森君が行った研究成果です。2年間延期され、3年ぶりの開催となりました。
Title: Maximizing Energy-Efficiency of Dual-OS Platforms through DVFS Virtualization
この研究は、プロセッサ上にリアルタイムアプリケーションと汎用アプリケーションを効率よく構築することを目的にしています。この目的のために、リアルタイムOS(例えばToppers)と汎用OS(例えばLinux)を実行する必要がありますが、従来の方法ではプロセッサが常に高い電圧で動作してしまい、エネルギー効率が悪くなる課題がありました。この研究は、アプリケーションの要求性能に応じて積極的にプロセッサの動作電圧を変更する方法を開発し、市販のプロセッサボード上に実装しました。消費エネルギーをおよそ半分に低減できることを確認しました。