SOCC2023

2023年9月5日から8日にカリフォルニアのサンタクララで開催された IEEE 36th International System-On-Chip Conference (SOCC) において、D2 の陳くんが研究成果を発表しました (発表日は6日)。多くの質疑応答もあり大盛況でした。

T. -F. Chen, Y. Masuda, and T. Ishihara, “A Standard Cell Memory Based on 2T Gain Cell DRAM for Memory-Centric Accelerator Design,” Proc. 36th IEEE International System-On-Chip Conference (SOCC), pp.34-39, Sept. 2023.

同行した石原教授は、7日の午前のセッション(Technical Session 4: Energy Efficient Computation)で座長を務めました。
また、9月8日には Milpitas にある Hewlett Packard Labs を訪問し光ニューラルネットワークに関する講演と意見交換を行いました。 HP Labsには光コンピューティングを研究する約30名の研究者が在籍していて、非常に密度の濃い意見交換ができました。

 

DAシンポジウム2023

2023年8月30日から9月1日に石川県加賀市で開催された DAシンポジウム2023 において、D2 の陳さんが研究成果を発表しました (発表日は口頭発表、ポスター発表ともに31日)。

タイトル: Gain-Cell構造に基づく完全合成可能なスタンダードセルベースDRAM
この研究では、並列演算器の近傍に分散的にメモリを配置することを可能にするスタンダードセルベースDRAMの構成法を提案する。ビットセルにはGain Cell DRAMと呼ばれるメモリ構造を使用する。Gain Cell DRAMは完全ロジックプロセス互換であり、2個のトランジスタで構成できるため高い集積度のメモリを演算器の直近に分散配置可能である。評価実験の結果、提案する構成法で設計したスタンダードセルDRAMは既存のスタンダードセルメモリと比べておよそ8倍の面積効率を達成することを確認し、自動配置配線と完全合成可能であることを証明した。

また、同シンポジウムにおいて、小森くん(2022年度M2卒)と M2の本多くんがそれぞれ以下の賞を受賞しました (小森くんの受賞については、陳さんが代理出席しました)。おめでとうございます!

小森工, SLDM研究会優秀発表賞
(受賞対象論文:小森工,増田豊,石原亨, “RISC-V プロセッサにおける軽量デュアル OS 実行支援機構,” 第244回ARC・第202回SLDM・第62回EMB合同研究発表会 (ETNET2023), 天城町, 2023年3月.)

小森工, SLDM研究会セッション特別賞
(受賞対象論文:小森工,増田豊,石原亨, “RISC-V プロセッサにおける軽量デュアル OS 実行支援機構,” 第244回ARC・第202回SLDM・第62回EMB合同研究発表会 (ETNET2023), 天城町, 2023年3月.)

本多佑成, SLDM研究会セッション特別賞
(受賞対象論文:本多佑成,増田豊,石原亨, “近似計算の品質検証に向けたファジングのフィードバック調整手法の一検討,” 第244回ARC・第202回SLDM・第62回EMB合同研究発表会 (ETNET2023), 天城町, 2023年3月.)